今回のテーマは子育てです。残念なことに、日本での子育てが世界一と言われてしまう程、難しい国なんです。カオスな状況に大半の国民は「そーだよね」と納得しているのではないでしょうか?では、なぜそういわれるのか原因を探ってみましょう。
日本で子育てするのはなぜそんなに難しいの?
それはね、
孤立育児になってしまったからだよ。
1960年代は親族の助け合いがあった。ところが、1980年代以降なくなってしまった。親族ネットワークがやせ細っていくのは、人口比からして仕方のないこと。
では、日本は他の国とどう違うのかというと、その親族間ネットワークを補うよりよい代替ネットワークを見出すことが出来ずに現在にきてしまっている。
孤立育児になってしまったがために、日本は世界一子育てが難しい国になった。
では、どうやったら子育てがしやすくなるの?
社会全体の寛容さが必要なんだよ。
何でもそろって便利な日本より、アフリカのほうが子育てしやすい。便利さや豊かさより子育てにとって大切なものは「人の優しさ」「寛容さ」。例えば、道端で子どもが泣きわめいていた時に素通りする人、「うるさいな」というふうに見ている人がいる日本。それに対して、アフリカのセネガルやスーダンには、あやそうとしたり何か力になろうとしてくれる。根本的な考えで「子どもはみんなのもの。みんなで見ていく」というスタンスがある。精神的にも物質的にも皆が面倒をみるものとしている。
便利さや豊かさ以上に子育てに関して大切なことは何?
「子供はみんなのもの」という考えが根底にあるから、
知ってる人も知らない人も子どもの面倒をみんながみて
くれる。凄く子育てしやすい点。
とにかく子育てがしやすい。他のアジアの国でも比較的日本よりはるかに子育てがしやすかった。
近年の、日本の子育て論争
- 電車でベビーカーは迷惑
- 近所の公園で子どもの声がうるさい
- 外出時に赤ちゃんが泣きだして嫌な顔をされる
- 混雑時にセルフレジをやりたがる子ども
- スーパーであれこれ触る子供に注意をしろと言われる
- バスで「ベビーカー畳め」と罵声
色んなネットワークが減ってしまった。父母の兄弟が多くいた時代は、伯父叔母が助けてあげていた。自分が子どもの面倒をみる経験がない人達が、子育てに取り組んでも、はなっからつまづくのは目に見えている。全てにおいて寛容さが欠けたことと、子育ての経験がない人が増えていることが問題ではない。子育てしたいのに、金銭面で子どもをもてない人が「羨ましい」という気持ちを抱くことで寛容さがなくなっている。様々な理由で子育てに寛容になれない社会にどんどん進んでしまった。
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